昨日は実家で飼っていたわんこ(仮名:ポチ)の誕生日でした🎂🎉✨
生きていれば28歳です。
私が4歳のころに来た子で、大学生になり家を出るまで一緒に暮らしていました。
人嫌いではないけれど懐っこいタイプではなく、性格はツンツンツンデレ。
一日中お留守番をしていた日は私たちが帰るとヒコーキ耳で走りまわって喜んでくれましたが、それ以外はわりとスンッとした子でした。
そんなポチが亡くなったときのこと。
個別火葬をしてくれる業者に依頼したのですが、そこの方がお話しくださったことが印象に残っています。
「わんちゃんは無欲に生きているので、最後に自分が死ぬ日だけは神様が選ばせてくれるんです。
実際に年末年始に亡くなる子はとても多い。家族が集まる日をわかっているのでしょうね。
クリスマスのようなイベントがある日を選ぶ子はやきもち焼きなんですよ。
毎年ちゃんと思い出してほしくてそういう日を選ぶんです」
このお話を聞いて、ああそういうことだったのかと思いました。
ポチが亡くなったのはまさにクリスマスの日だったんです。
危篤状態に陥ったものの、どうにか持ち直してくれた数日後のことでした。
私がたまたま帰省していたタイミングでもありました。
きっと本当は人一倍寂しがりやで甘えんぼだったんですね。
それから数年、命日には何かしらポチを思い出すようなことが起きました。
夢に出てきたり、意外なところで毛を見つけたり。
そんなことしなくても忘れないのに、なんて思いつつ、そうやって姿を現してくれることがとても嬉しかったです。
それでも亡くなってから5年が過ぎ10年が過ぎ、最近はそんなことも起こらなくなってきていました。
何もしなくたって毎年ちゃんと思い出すってわかってくれたのかな、それとも天国で新しい居場所を見つけて楽しくやっているのかなと思っていました。
そして昨日。
たまたま図書館が休館日でした。
2月末が期限のシュークリームのチケットを持っていたので買いに行くことにしたんです。
実はポチの大好物はシュークリーム。
ふとカレンダーを見て「あ、ポチの誕生日だ!」と気づいたときには、今もまだ思い出してほしいんだなぁと微笑ましくなると同時に、私を忘れないでいてくれることが嬉しくてほろりときてしまいました。

不思議なことに、ポチを思い出させるような出来事は他の家族より私に起きることが多いです。
「不思議なことに」というのは、生きていたころに関わった時間が一番短かったのは私だからです。
ポチが家に来たときは私がまだ幼かったこともあり、散歩など日ごろのお世話は両親がしていました。
中高生になるころにはそれがすっかり習慣化していたこと、部活や受験を優先させてもらったことなどから、やはりお世話は両親がメイン。
そのうちに進学で家を出てしまいました。
晩年の介護も両親がしてくれました。
兄は就職して激務に追われる日々を送るようになってからも、「ポチがいるうちは」と会社の近くに引っ越すことをせず実家から通っていました。
私が一番何もできなかったし、しなかったんです。
もしかしたら「こいつが一番忘れそうだから」なんて思っているのかもしれませんね😂
性格的に一番忘れないのは母、二番目が私だぞ!笑

ポチが今も縁を繋いだままでいてくれることは心から嬉しく、感謝しています。
次に何かあるのは命日?誕生日??
忘れることはないけれど、また何か起こしてくれることを期待しています😊
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